こんにちは。西鳥取・下荘地域包括支援センターの大塚です。
令和4年12月3日(土)に舞東茶話会で終活についてお話しさせていただきました。
今回のテーマは『コロナで身近になった終活』です。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて〝新型コロナウイルスに罹患し、思いがけず重症化した″〝コロナ禍で入院になり、家族や大切な人との面会ができない”という話を身近で聞き、そのような状況に自分や家族が陥ったらどうしよう・・・と、考えさせられた場面があったかもしれません。
コロナ禍で少し身近に感じた、人生の最期のとき・・・そんな状況から、今回は『人生会議』についてお伝えさせていただきました。
『人生会議』という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
人生会議とは 命の危険が迫った状態になると、約70%の方が、医療やケアなどを自分で決めたり望みを人に伝えたりすることが、できなくなると言われています。 もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて、前もって考え、繰り返し話し合い、共有する取り組みのこと「人生会議」と呼びます。 参考:厚生労働省 ホームページ
終活のひとつに人生会議があると考えていただけたらと思います。
必要性は感じていても、なんとなく気が進まない、何から始めたらいいのかわからない・・・など、「さぁ、人生会議を始めましょう~」と声をかけられても、悩みますよね。
そこで今回は、人生会議のきっかけになるゲーム「もしバナゲーム」をさせていただきました。
もしバナゲーム 人生の最期にどう在りたいか。だれもが大切なことだとわかっています。 でも、なんとなく「縁起でもないから」という理由で、避けてはいないでしょうか。 このカードは、そんな難しい話題を考えたり、話し合うきっかけとなるはずです。 参考:iACP もしばなゲーム ホームページ
カードには、重病のときや死ぬ間際に「大事なこと」として人がよく口にする言葉が書かれています。例えば「家で最期を迎える」「痛みがない」「お金の問題を整理しておく」「家族の負担にならない」など、35種類あります。手持ちのカードを順番に交換していき、最後に自分が必要だと思う3枚を残します。その残った3枚について、グループの皆さんに自分の考えを伝えます。
参加者からは
「ゲームをすることで、自分の考えが整理された」
「自分のことはなかなか死なないと勝手に思っている。でも、本当に最期の時になれば、いろんなことをじっくりと考えられないのではないか。今からやることが大切だと思った」
という声をいただきました。
今回のお話しが『人生会議』をするきっかけになればと思います。
そして、人生会議を考えるとき、ぜひエンディングノートに記入しながら考えて下さい。
テーマに沿って書きすすめるうちに、思いを自然と整理できるようになっています。
エンディングノートは、残された大切な人へ宛てた『最後のラブレター』だと言われています。
あなたの大切な人が、あなたの思いを大切にできるように、ぜひ活用してください。
皆さんの集まりに、皆さんのお聞きしたいテーマに沿って専門職が伺います。
ぜひ、サロン・カフェ・老人会・福祉委員会等 お電話にてお気軽にお問合せください。
お問い合わせ先はチラシをご覧ください。
コロナフレイルは専門職だけでは減らすことはできません。皆さんのご協力が【コロナフレイル0 】に近づけます。ぜひ、一緒に取り組んでいきましょう。
オール阪南で取り組むコロナフレイル 0 運動
①コロナフレイルについての周知
②地域活動者の不安を取り除くため専門職が地域へ出向ける体制づくり
③高齢者が出てくる機会、居場所をたくさん作る
④活動者や専門職の訪問による見守りの強化、孤独死防止
⑤コロナ禍で地域活動が止まっているところも。再開に向けた地域全体のモチベーションアップ!が必要
大きくこの5点について、市での予算化も含め、公民協働で具体的な取り組みを進めることを確認し合い、今後も、引き続きこちらで発信していきますので、ぜひさまざまな機会でご参加ください!