コロナ禍の地域活動

新型コロナウイルス感染症は、地域福祉活動にも大きな影響を及ぼしました。外出自粛による健康不安が高まる中、地域活動の再開へ向け、創意工夫をこらしながら行っている地域活動についてご紹介します。

新しいツナガリプロジェクト

感染防止しながら地域のつながりを維持し続けるための新たなチャレンジ。
行政、直接高齢者と関わっている地域包括支援センターや、医療・介護の多職種連携会議といったネットワークなどと連携し、「接触しない・または安全につながる」を実現。

地域の誰もひとりにしない。

全国どの社協でも特例貸付の相談が殺到するなか、高齢者が閉じこもりがちになっていて気持ちが落ち込んでいることを見過ごしてはいけないという危機感から、オール阪南で課題意識を共有、様々なご協力をいただきながら全国に先駆けて「接触しないで繋がりを維持する」ことにチャレンジしました。

定期ニュース便の送付
医師、歯科医師、リハビリ専門職、行政、保健センター、少年院のボランティア、大学生など、たくさんのツナガリを活かした定期ニュース便「ツナガリ news letter」を送付。 「くらしの安心ダイヤル事業」 の登録者1,416人に送付し、近況をお伺いしたところ498通の返信がありました。
電話での安否確認
「くらしの安心ダイヤル事業」登録者への調査で、不安を感じている方や、気になる返事が返ってきた方に対して、民生委員、地域包括支援センター、CSW(コミュニティソーシャルワーカー)などと連携し電話での声かけ安否確認。
文通マッチング
はがきによる文通のコーディネートで双方向の「つながり」「やりがい」を実感してもらう試み。少しでも元気になってもらえるように、子ども福祉委員や泉南学寮グリーンサポーター(少年院ボランティア)などからお便りを送付し、新しいつながりを構築。
阪南市社協のネットワークを生かしたプロジェクトです

「ツナガリ news letter」の封入作業はコロナで減収している障がい者授産施設「さつき園」に依頼。みなさん張り切って作業してくれました。

アンケートの集計作業については、「NPO法人COCOいこっと」さんへ依頼しています。元ひきこもりで、社会復帰に向けて頑張っている若者3名が、手分けして入力してくれました。

高齢者からの声
一人住まいで毎日誰とも話さない寂しい日が続いているので、お便りを頂いて大変嬉しかったです。
色々な相談窓口情報がすごく役立ちます。大事に保存します。

対面のつながりもあきらめない

コロナの影響がある中でも地域のみなさんが感染対策に創意工夫を凝らしておこなっていただけるよう、阪南市社協もサポートしています。

地域福祉活動ガイドライン作成委員会
阪南市の地域包括支援センター、阪南市立保健センター、コミュニティソーシャルワーカー(CSW)、阪南市介護保険課、阪南市社協など、医療や福祉、行政の関係者と話しあい、地域福祉活動を再開するためのガイドラインを策定しました。
感染予防周知啓発チーム
東西地域包括支援センター、阪南市役所介護保健課、阪南市立保健センターの看護師、保健師が地域に伺い、感染予防についての正しい知識の普及啓発を行っています。

メディア掲載履歴

コロナ禍の地域活動を寄付で応援ください

阪南市社協では、限られた予算でこの事業を実施しています。
コロナ禍に負けず、地域の子どもたち、若者、働く世代の方々、高齢者や障がいのある人、どんな人にも笑顔を広げ、より充実した活動を取り組むために、みなさまのご寄付をお願いいたします。

1,000円のご寄付で…
子ども福祉委員や少年院ボランティアが集まる際の行事保険代に充てることができ、地域住民の困りごとを解決する活動を安心して行うことができます。
2,000円のご寄付で…
つながりさいかい支援セット(マスクや消毒液など)1回分の購入ができます。住民のみなさんが安心安全に地域活動への参加をいただくことができます。
5,000円のご寄付で…
コロナ禍の影響で活動を自粛する高齢者と繋がりを保つため、「つながりmini Letter」を100人に発行・送付することができます。

※オンライン寄付決済システム「Syncable」のページから、クレジットカード・銀行振込・AmazonPayでご寄付いただけます。
用途指定を希望される場合は入力内容の確認画面の「団体へのメッセージ」にご入力ください。