こんにちは。阪南市社協の猪俣です。GWの真っ只中ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さて、まん延防止が解除されて1か月。地域活動も次々と再開される中、今回は箱の浦自治会まちづくり協議会の朝市の活動に参加したレポートです。
箱の浦のことは箱の浦で解決する
阪南市内でも最も南西端に位置する箱の浦は尾崎周辺の市街地から遠く、交通や買い物に不便な地域です。そんな箱の浦では、2012年に地元の有志を中心に「箱の浦自治会まちづくり協議会」が立ち上がり、「箱の浦のことは箱の浦で解決する」をモットーに、サロン活動や地域の困りごと解決など幅広く活動されています。
その活動のひとつが、「買い物難民の問題を何とかしよう」と始まった、住民手づくりの朝市です。新型コロナウイルス対策として大阪府下に発令されていたまん延防止措置が解除され、4月から活動が再開しました。
9時のオープンが近づくと、朝市の開始を待ちわびていた地域のみなさんが次々と。杖やシルバーカートを利用する高齢者も歩いて参加されています。
9時ちょうど。岡会長のあいさつで、朝市が開店。
開店と同時にみなさんが殺到したのが、人気の鮮魚コーナーです。
地元の漁師さんが当日の朝に生け簀からあげてきた新鮮な魚介類が並んでいます。しかも、リクエストに応じてその場でウロコを取ったり三枚におろしたり、きめ細かな対応も嬉しい限り。
客「これ美味しそうやな~」 漁師「おお、今が旬やで!」
客「どうやって食べたらええかな?」 漁師「煮つけでもええし、塩焼きもうまいで~」
こんなやりとりができるのも対面販売の魅力。電話注文やカタログ注文では味わえない、買い物の楽しみを再確認できました。
魚介の他にも、農家さんの採れたて野菜や、まちづくり協議会自家製の石焼き芋、花苗など、品目も豊富。お買い物を終えると、併設の「おしゃべりサロン」で友人同士やボランティアさんとのおしゃべりを楽しめるのも地域活動ならではの特徴です。
地域の買い物難民の課題を解決する、みんなが笑顔になれる「場」を作る、そんな一石二鳥の素晴らしい取り組みに、改めて地域のチカラを感じました!
箱の浦自治会まちづくり協議会 朝市情報
阪南市箱の浦60-37 毎週土曜日9:00~
※新型コロナウイルス対策として中止となる場合がありますのでご注意ください