子ども福祉委員

子ども福祉委員は、阪南市で学ぶ小・中学生による地域ボランティア団体です。
住民懇談会で出た「高齢者のちょっとした困りごとを手伝ってくれる人がいたらなあ」という相談から「地域の子どもたちとも一緒に地域活動できたらな」という声が校区福祉委員からあがり、阪南市社協が2017年に創設。

「楽しく」「笑顔で」活動できるよう子どもたちの自主性を尊重する形で支援しています。1中学校12人で始まった活動ですが、現在は、市内4校で76人(2020年度)に広がっています。

子どもたちによる自主的な地域活動

地域の小・中学生が放課後や休日を活用して、地域に必要な活動を話し合い、手作りのチラシで高齢者の困りごとを募るなど、地域における課題の発見・解決に向けて積極的に取り組んでいます。月1~2回実施する活動は、高齢者宅の電球交換や家庭菜園のお手伝い、地域の清掃イベントの企画、施設へのお手伝いなど多岐にわたります。

ニーズ調査をもとに話し合い
困りごと調査のアンケートやチラシも自分たちで作っています。放課後のミーティングでは、どんなことをやりたいか話し合います。
地域の困りごとを解決
一人で暮らす高齢者の「もう一度自分で買い物をしたい」夢をかなえるために買い物に付き添うことも。お互いにうれしさで笑顔がこぼれます。
地域の清掃
ポイ捨てが多い地域課題を解決するために、地域清掃イベントCMC(クリーンマイシティ)を発案し、実施しています。
子ども福祉委員の近況

「子ども福祉委員」の近況一覧

子どもボランティアサミット

年に1回、市内の子ども福祉委員たちが集まり、活動の発表や意見交換、まちづくりへの提案などを行っています。

自分たちの住む地域が、「わがごと」になっていきます。

ボランティアサミットの様子

子どもたちの意識の変化

地域の課題を自分で見つけ、解決策を自分たちで考え、地域の人に喜んでもらうーこの活動によって子どもたちの生活の充実感、成長が見られました。阪南市に住み続けたい、地域と関わり続けたいという気持ちが作られたことがわかります。

より深く知りたい方へ

子ども福祉委員紹介動画

小中学生の新メンバー募集のため、子ども福祉委員の説明や活動の様子をまとめた動画です。

メディア掲載・受賞履歴

「こどもの心を育む活動」として全国大賞に選ばれました

2019年度パナソニック教育財団「こどもの心を育む活動」全国大賞を受賞

「子どもが主体的に計画・行動し、地域の高齢者一人ひとりの声に耳を傾け、お手伝いしている」「無理のない助け合いの気持ちがほほえましく、いろいろな地域に波及することが期待できる」と評価されました。

その他多くの方に関心を持っていただいており、テレビや新聞等で取り上げられています。

子ども福祉委員しんぶんの発行

子どもたちの思いがこもった新聞です。創刊号を特別公開!
子ども福祉委員しんぶん(PDF)

子ども福祉委員活動を寄付で応援ください

阪南市社協では、限られた予算でこの事業を実施しています。
地域の子どもたち、若者、働く世代の方々、高齢者や障がいのある人、どんな人にも笑顔を広げ、より充実した活動を取り組むために、みなさまのご寄付をお願いいたします。

1,000円のご寄付で…
2名の子ども福祉委員がボランティア活動保険に加入し安心して活動できます。
2,000円のご寄付で…
4名の一人暮らしの高齢者のおうちに、子ども福祉委員が手紙やちょっとしたプレゼントを持って伺うことができます。
5,000円のご寄付で…
地域清掃活動をする子どもたちのために、ユニフォームを3着購入することができます。

※オンライン寄付決済システム「Syncable」のページから、クレジットカード・銀行振込・AmazonPayでご寄付いただけます。
用途指定を希望される場合は入力内容の確認画面の「団体へのメッセージ」にご入力ください。

この取り組みを知りたい・広げたい方へ

詳しい実践内容や職員の関わり方を知りたい、視察や講演・取材を頼みたい、という場合は以下のフォームよりお問い合わせください。

視察・講演・取材依頼