日常生活自立支援事業(金銭管理のお手伝い)

判断能力が十分でないために、ご自分で福祉サービス利用などを決めることが不安な方や、日々の生活に必要なお金の管理に困っている方が、地域で自立して安心して生活できるようにお手伝いする事業です。
契約したあと、一緒に考えた支援計画をもとに社会福祉協議会の職員があなたの暮らしをサポートします。

サービス内容

1.福祉サービスの利用のお手伝い

市役所でのお手続きや、ご自宅に届くはがきの確認・書類記入のお手伝いをいたします。

2.金銭管理サービス

福祉サービスの利用料金や電気・水道などの公共料金、税金や社会保険料などを代わりにお支払いします。
預金から生活費をおろしてお届けします。

3.大事な書類などの預かりサービス

あなたの大事なもの(年金証書や預貯金通帳など)を失くさないように、金融機関の貸金庫に保管しておきます。

ご利用できる方

高齢や障がいにより、お金の使い方・支払いやお金の管理、書類の書き方などに困っている方。具体的には、次のすべてに該当される方が対象です。

  • 阪南市にお住まいの方
  • 認知症や知的障がい、精神障がいなどで判断能力が十分でない方
  • この事業の利用の意思がある方
  • 自分の意思で契約ができる方

ご利用までの流れ

利用の意思を確認し、聞き取り(ガイドライン)調査を行います。調査では、判断能力や事業のことを理解されているか確認します。その後、聞き取り調査をもとに大阪府社会福祉協議会が審査します。

相談の受付

まずは社会福祉協議会へご連絡ください。(直通番号:072-429-9883)
ご本人以外にも、家族や身近な人からのお問い合わせも承ります。

事業説明・聞き取り調査

担当者(専門員)が自宅や施設・病院などを訪問し、くわしく事業の説明をします。その後、日を改めて、聞き取り調査をします。

事前協議

大阪府社会福祉協議会に調査結果を報告し、事業の利用が適切か協議を受けます。
※場合によっては契約締結審査会にはかられます。

契約

困っていることや希望をお聞きして、どのようなお手伝いをどのくらいの頻度で行うかなど契約内容・支援計画を本人と一緒に考えます。その後、契約を結びます。

サービスの開始

支援計画に沿って、担当者(専門員・生活支援員)がサービスを提供します。

利用までの流れのチラシ(PDF)

よくいただく質問と回答

Q
利用料はかかりますか?
A

相談は無料です。
福祉サービスの利用手続き、金銭管理などのお手伝いは利用料を頂きます。
(福祉サービス利用援助、日常の金銭管理サービス、預貯金通帳・証書等の預かり、その他の書類等の預かり)
収入状況の確認のため、課税証明書の提出をお願いいたします。

階層階層別基準
費用徴収額基準
年会費金銭管理
サービス
1回利用につき
財産保全
サービス
貸金庫利用料
(毎月)
A1階層生活保護受給者0円0円0円
A2階層住民税非課税者0円500円1,000円
B階層前年度住民税
140,000円以下
0円1,000円2,000円
C階層前年度住民税
140,001円以上
0円1,880円3,000円
Q
具体的にはどんな「お金の管理」をしてくれるのですか?
A

一緒に収支の計画を考え、「支援計画書」に基づき、支払いや定期的な
お金のお渡しを行います。

(支援例)70代 女性 Aさんの場合

  • 家賃と光熱費を口座引落しで支払い
  • デイサービスの利用料を事業所へお支払い
  • 月に1回 生活費や交通費を使いみちごとに分けてAさんへお渡し
Q
ケガをして銀行に行けなくて困っています。代わりに銀行に行ってもらえますか?
A

この事業は判断能力が十分でない方のための事業なので、判断能力に問題のない方は対象外となります。

Q
施設への入所を考えています。入所のための契約はしてくれますか?
A

この事業での支援は、福祉サービスの利用援助や日常的な金銭管理に限定されています。財産管理や施設の入退所などの生活全般の支援に関する契約などの法律行為は「成年後見制度」 の利用をお勧めします。


上記の内容は「日常生活自立支援事業 パンフレット」(PDF)でもご確認いただけます。

日常生活自立支援事業についての相談・お問い合わせ
阪南市社会福祉協議会 権利擁護グループ
☎:072-429-9883(直通)
FAX:072-447-5305(直通)