みなさんこんにちは!阪南市社協の猪俣です。
さて、今回は嬉しい嬉しいニュースです!
なんと・・・・・・
我が阪南市社協が、日本地域福祉学会「第21回 地域福祉優秀実践賞」を受賞しました😂
これは日本地域福祉学会が日本国内の優れた実践を顕彰し、他の模範とすることで地域福祉の推進をめざす趣旨で設けている顕彰で、「先駆性・独創性」、「継続性・発展性」、「参加性・普及性」、「記録性」の4つの審査基準にもとづき学会研究者らによって厳しく審査され、毎年1~3団体程度が表彰されています。
今年度は全国から5団体の推薦が出されたなかで、
- 「鞆の浦さくらホーム」
- 「一般社団法人 タウンスペースWAKWAK」
- 「社会福祉法人 阪南市社会福祉協議会」
の3団体が受賞しました。(順不同)
表彰式は2024年6月16日に日本地域福祉学会第38回大会(東京大会)の開催時に文京学院大学にておこなわれ、阪南市社協の築野由照会長が、日本地域福祉学会永田祐会長より盾と花束の贈呈を受けました。
永田祐会長からは、以下のように阪南市社協の受賞へのお祝いコメントをいただいています。
お祝いのコメント
(日本地域福祉学会会長 同志社大学社会学部教授 永田祐)
地域福祉の魅力は、民間発の自由で創造的な実践の中にあります。阪南市社協の素晴らしい点は、思いを持った市民が力を発揮する場をつくり、ともに数々の魅力的な実践を生み出してきたことです。 地域福祉優秀実践賞のご受賞を心よりお祝い申し上げます。
つづいて、阪南市社協を代表して事務局次長の猪俣より、「官民協働の地域福祉計画を基軸とした住民の主体形成と開発的実践」と題し、実践報告をおこないました。
報告では、阪南市が約40年以上にわたりあゆみを進めてきた過程を4つの段階に整理し、地域住民や生きづらさを抱える人たちのさまざまな声や活動・事業・仕組みが地層のように積み重ねられ、開発的な地域福祉の展開を可能にする豊かな土壌が形成されてきたことを伝えました。
そこから生まれた数々の実践を「6つの特質」としてまとめ、「住民主体の原則の貫徹」など、阪南市社協地域福祉実践の面白さと奥深さ、それを可能にするポイントをご報告しました。
↓↓ 学会での報告スライドは以下をご覧ください (※クリックするとページをめくることができます) ↓↓
社会福祉法人阪南市社会福祉協議会さんによる地域福祉優秀実践賞 受賞報告推薦者の叶井さん(大阪府社協)からは、「阪南市社協の地域福祉実践は大阪の誇りです」との嬉しいコメントをいただき、さらに学会副会長で選考委員長の藤井博志先生(関西学院大学教授)からは、
―福祉自治をめざす地域福祉の基盤型中間支援組織:地域福祉開発―
「地域福祉優秀実践賞の選考結果について」(日本地域福祉学会第21回資料)より一部抜粋
阪南市は、地域福祉計画における官民協働の最初のモデルとして注目された。阪南市社協はその「民」の要として、校区福祉福祉委員会という住民福祉自治組織を基盤に住民とともに地域福祉の仕組みや活動の開発をおこなってきた。行政と多機関を結び、住民、行政、機関(事業者)の3者協働を促進している。
いうならば、阪南市社協は地域福祉からのローカルガバナンス形成の一翼を担い、地域福祉にダイナミズムをもたらす、運動体、地域福祉の基盤型中間支援組織として発展しようとしている。
その開発性は単なる社会資源開発ではなく、地域社会・しくみ・地域ケアの一体的開発を有する「地域福祉開発」といえる活動である。
と、選考理由の解説をいただきました。
阪南市社協の実践は住民主体の実践です。「こんな課題があるからみんなで何とかしよう」「こんなことできたらいいな」との声をもとに、さまざまな団体や機関、行政とも力を合わせながらともに育んできました。
「地域福祉の施策化」ともいわれるなかで、行政や専門職主導の地域福祉ではなく、こうした住民主体の実践の価値を地域福祉学会に評価いただいたことは、永きにわたり、地域で活躍されてきた阪南市のたくさんの活動者や地域住民、全国の実践者の大きな励みにもなるものであり、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです!😊
最後までお読みいただきありがとうございます。
これを励みに、阪南市社協役職員一同、より一層ひたむきに前向きに地域福祉の推進に取り組んでいく覚悟です。こうしてブログを見ていただいている読者のみなさまの応援も大きな励みとなります。今後とも阪南市の地域福祉の応援団として、さらなるご参加・支援をよろしくお願いいたします!!
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