パーキンソン病患者と家族会「あざみ会」12月の通常例会 ~健康音楽指導士ゆみちゃん登場~

西鳥取・下荘地域包括支援センターの渡辺です。

「あざみ会」とは、パーキンソン病患者・家族の会です。(西鳥取・下荘地域包括支援センターが事務局を担っています)パーキンソン病の患者・家族が交流し、病気の理解や困りごとを話し合い、共感し支えあうための集まりです。

令和4年12月9日の例会では健康音楽指導士の藤井由美子さんが音楽療法の指導に来て下さいました。「ゆみちゃん」こと藤井由美子さんは、今年度から四至本副会長とのご縁でお世話になっています。

さっそく、ゆみちゃんサンタの登場!!

『ゆみちゃんって呼んでねー!』の声かけに『ゆーみちゃーん!!』と皆さんで答えます。

ゆみちゃんのキーボードの演奏に合わせて、クリスマスソングを唄います。ゆみちゃんの声の素晴らしさに圧倒されます。

「きよしこのよる」ではハンドベルに挑戦し、休憩をはさんで次は日本に戻ってきます。

童謡や唱歌も含んだ「四季の歌」「大きな古時計」「雪」「たき火」「かあさんの歌」と続きます。アンコールでは森本さんの希望で「大きな古時計」を、最後に皆さんで熱唱し楽しい音楽の時間を終えました。

そして、ゆみちゃんの音楽療法の後には定例の交流会です。

今回のテーマは先月の特別講演の振り返りと、パーキンソン病の専門の医療機関や専門医について情報交換が行われました。

「阪南市には専門医がいない」「難病の指定医はいてもパーキンソン病の専門医ではない事が多い」など、かかりつけ医の不足についての心配事などを共有しました。また最新の医療情報や、パーキンソン病で活用できる社会資源などについても意見交換が行われました。

パーキンソン病のおもな症状は、手足のふるえや筋肉のこわばりなどで、うまくからだが動かなくなるといった運動にかかわる症状がよく知られています。その症状の一つに嚥下障害(えんげしょうがい)があります。パーキンソン病による嚥下障害は、口のなかや口のまわりにある筋肉の咽頭筋(いんとうきん)の動作が遅くなっているために起こります。

今回の音楽療法では日頃出さない大きな声で歌を唄うことで、口のまわりの筋力トレーニングになり、また明るい気持ちにもなりました。

パーキンソン病には、根本的な治療法は確立されていませんが、明るく楽しい気持ちを心がけ、ドパミンの分泌を促すことで、パーキンソン病の悪化を予防できます。

次回の特別例会は新年会です。ハーモニカクラブさんによる歌唱・演奏と四至本副会長企画のお楽しみゲームを予定しています。

次回あざみ会は 
日時:令和5年1月13日 13:30~ 
場所:地域交流館 

内容:新年会

ご見学を希望の方は、お気軽にお問合せください。
事務局:西鳥取・下荘地域包括支援センター (担当:大塚、渡辺)
    072-447-6428