9月18日から23日までの約1週間、本会職員が鬼怒川の決壊で被災した常総市の災害ボランティアセンターの運営支援に行ってきました。
常総市は人口約6万人(約21,000世帯)で阪南市とほぼ同じ規模ですが、その中で床上浸水が約 4,400 棟、床下浸水が約 6,600棟で合わせて約11,000棟が被災するというとても大規模な水害でした。
他の被災地と同様に、被災後すぐに社会福祉協議会が中心となって災害ボランティアセンターを立ち上げましたが、多くの依頼に対応するため、また東京近郊の良いアクセスから駆け付ける多くのボランティアを受け付けるため、社協やNPO等の多様な機関が協働で災害ボランティアセンターを運営しました。
【被災の様子】
災害ボランティアセンターでは、ボランティアの受け付け、オリエンテーション(説明)、マッチング、資機材、車両(送迎)などの役割があり、ちょうど運営支援に入った期間はシルバーウィークということもあり、一日3000人以上のボランティアが駆け付けてくれました。
【災害ボランティアセンターの様子】
開設時から11月9日までに、活動されたボランティア数は延べ33,766人。対応出来たニーズは延べ5,124件にのぼり、全国からの多くのボランティアが復旧・復興に協力しました。
こういった外部のボランティアの力もとても大きいですが、地域同士で助け合う、ボランティア依頼をセンターにつなぐ、支援情報を届けることなどは、日ごろから地元の住民や関係機関・行政等が一体となって取り組んでいてこそ効果があがると痛感しました。
現在でも常総市では、災害からの復興は続いていますが、11月16日(月)からは、常総市災害ボランティアセンターを常総市社会福祉協議会「地域支えあいセンター」へと移行し、災害ボランティア活動の調整も行いながら、被災された方々の生活に寄り添う、生活支援対応への活動を中心に取り組んでおられます。