こんにちは!阪南市社協:地域包括支援センターの熊抱です!
4月、新年度を迎え、ようやく春らしい季節がやってまいりました
しかぁし、世の中は値上げ値上げ、物価高物価高で、懐はあったかくならず・・・
それに加えて、この時期は別れも多く・・・地域包括支援センターにもその波はやってきたのです
「実習で社協を体験、社協で働きたい」
彼の名は、Aさん
大学を卒業後、社会福祉士の資格を取得、新卒で我が阪南市社協の門を叩き、地域包括支援センターに配属
医療、介護、福祉のスペシャリストが働く相談支援、地域づくりの現場
社会人経験のない彼が最初に学んだことは・・・原付バイクの乗り方の練習!
安心安全に訪問活動や地域へのアウトリーチをおこなうには大切なこと!!いや懐かしい~
その後、電話の受け答え、窓口対応などのビジネスマナー的なものから、報告・相談の仕方、地域住民との関わり方、住民主体とは何か、ケアマネジメントの手法、自立支援の考え方、医療的な知識から多職種との連携について、行政職員との関係性構築まで、頭と心をフル回転させながら、悩んでは学んで、学んでは悩んでという姿を傍でみておりました
そして、CSWへの配置転換が決まってからは、障がい、児童、ひきこもりと、全世代ありとあらゆることを体感し、さらに支援の幅を広げていくように
若さで乗り切ってくれたとはいえ、コロナ禍も相まって、濃ゆすぎる数年間だったことでしょう、本当にお疲れ様でした
地域で支えるという支援観
小売、ファッション、建設、配送、医療、研究者、IT、公務員など、働く業界ごとに関わる相手は違う 職場に別れを告げるとき、どんな思い出が頭の中によぎるだろうか、誰が背中を後押ししてくれただろうか 大抵の業種では職場内のヒトとの思い出、背中を押してくれるのもそこだろう 少し広げても対クライアント・利用者・患者・関係業者までではないだろうか 地域福祉の現場から去るときは、地域の住民活動者との思い出がたくさんよぎってくる ひとりで抱え込んで悩んでいた〇〇さんを一緒に支えてくれた〇〇さん 困ったときはいつでも相談に乗ってくれて助けてくれた〇〇さん ときには叱られることもある それでも一緒に支えよう、助けあおうという思いを持った方々がいて、それを実感できるのが”地域福祉”の現場 本当に頼られ、頼りしていたことが、去るときになって初めて身に沁みる
Aさん
地域で支えるということがどういうことなのか、身をもって体験した数年間でした
他市町のCSWとのやりとりの中で感じ、新たな道へと羽ばたいていったAさんが残した言葉のひとつ
生きづらさを抱える方たちに対して、自身ができることはなにかという視点での支援観が強かったそう
専門職は自分が“支える”、“解決してあげたい”となりがち
地域みんなで支え、ときにはその方にも支えられることが大切であるという心の変化に気づけたこと、さらにそれを地域の住民さんから、それも阪南市社協の中で感じ取り学んでいってくださったことは、感謝感謝です